【悲報】中日阿部内野手、変わり果てた姿となる

中日・阿部寿樹内野手（31）が28日、ナゴヤ球場で自主練習し、大変身した姿を見せた。
打撃不振に今季陥った阿部はフォームの大幅改造を決断。
さらに、トレードマークだったひげもそり落とし“脱マスター”化。心機一転、出直す覚悟だ。

大きな変身を決断した。一見、阿部だと分からない打撃フォーム。
バットを少し寝かせ、左足を上げるのは最小限にとどめる。大きく足を上げていた打撃フォームからの大改造だ。

「けがをしている間に何か変えられるかなと思っていた。これまでは余計な動作が多く、ぶれが大きかったので無駄を省こうと思いました」

今季は打率2割9厘と不振が続き、6月末には2軍落ち。
7月に再昇格も、後半戦を前に上肢のコンディション不良で再び2軍生活となり、そのままシーズンを終えた。
「情けなく、ふがいなかった」という苦しい1年を過ごし、決断に至った。

「コンタクト率を上げて、強い打球を打てるようにしたい」と持ち味のパンチ力を生かしつつも、芯で捉える確率を上げる狙いだ。
1、2週間ほど前から屋内でのフリー打撃を再開し、この日初めて屋外でフリー打撃に臨んだ。
新フォームで快音を響かせ、柵越え弾も放った。「痛みもなく、しっかり振れたのでよかったです」と手応えをつかみつつある。

キャッチボールも既に再開しており、復帰への道のりははっきりと見えている。
トレーナーと今後の状態を確認しながら、全体練習への合流を目指す。

バーのマスター風の顔立ちにちなみ「マスター」の愛称が定着していた阿部。
トレードマークともいえるひげを「心機一転です」ときれいさっぱりそり落とし、気持ちを新たにした。
「一年一年が勝負だと思っている。しっかり体をつくって、その上で結果を残せるようにやっていきたい」。姿を変えた背番号5が、レギュラー再奪取に向けて突き進む。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0fe6e33b007d7792ebea6adaac3c3fec16f44010